Feature of
Chronograph A “Surfboard”

クロノグラフ A “サーフボード”

― 宇宙開発にも貢献した
伝説のクロノグラフ時計 ―

Sea of Tranquility (静かの海) の月面の様子

Bulova & NASA

未知のフロンティア──宇宙。小惑星探査や民間の有人宇宙船の飛行など、近年でも宇宙領域におけるさまざまな活動が行われ、私たちの無限の好奇心を刺激してくれます。
ブローバは1960年代、宇宙開発への幕開けからNASA (アメリカ航空宇宙局) に全面協力し、人類の宇宙進出に貢献してきました。
1969年、初の月面着陸を成功させたアポロ計画においてもブローバの技術が活用され、現在でも月面のSea of Tranquility (静かの海) には役目を終えたブローバ製計時装置が眠っています。

ジェミニ6号に取り付けられたブローバのパネルクロック

Bulova Chronograph Watches for Astronauts

ブローバはNASAからの依頼を受け宇宙飛行士のための腕時計を数多く開発しました。その中で話題を集めたコードネーム「クロノグラフ A」「クロノグラフ B」「クロノグラフ C」と呼ばれる時計がありました。
それらは1970年~1971年のわずか2年間のみ、一般向けにも生産され、宇宙空間での利用を想定した計時技術や視認性を高めるためのデザインで人気を集めました。

当時のオリジナルモデル

Design

特にそのスポーティなテイストで多くのファンを獲得したのが、「クロノグラフ A」です。2つのインダイヤルを囲う楕円形デザインがサーフボードのように見えることから"サーフボード"という愛称で人気を得ました。
先端を赤く染めた白色の長短針や力強いケースフォルムも魅力的で、宇宙ファンのみならず幅広い世代に親しまれました。

98A253 Chronograph A “Surfboard”

Revival

歴史あるブローバの過去のコレクションから人気モデルを復刻し、現代にアップデートするコレクション、「アーカイブス シリーズ コレクション」。
2020年の復刻モデルに選ばれたのが「クロノグラフ A “サーフボード”」です。オリジナルの魅力を損なうことなく、クォーツムーブメントを採用するなど随所をモダンにアップデート。
経過時間を表していた逆回転防止ベゼルは残り時間がわかりやすいカウントダウン仕様へと変更し、時間計測が重要なアクティビティでの利便性を高めています。

98A251 Chronograph A “Surfboard” / スペシャルボックス

Special Model

同時に、世界限定350本 (国内では10本限定) のスイス製クロノグラフ自動巻きムーブメント搭載モデルも登場。
ニックネームにふさわしいサーフボードをイメージした木製スペシャルボックス入りで、希少性の高いモデルに仕上がっています。