ブローバの歴史 History Movie 1875 ジョセフ・ブローバがニューヨーク・マンハッタン南端部のメイデン・レーンに宝飾店「J.ブローバ」を開業。ブランドの起源となる。 1911 懐中時計やクロックの製造・販売を開始。大きな反響を得て、これを期に時計メーカーへと転換を図る。 1912 スイスのビエンヌに時計製造・組立工場を設立。生産の規格化を促進し、品質の均一性を確立した。 1919 初めて男性用宝飾時計のフルラインを発表。 1920 本社をマンハッタン5番街に移設。世界で初めて高層ビルの最上階に天文台を設置。天文台の最上階で数学専門家が記録をとり、その記録は同時にビル下層部にあるクロノグラフに電気的に記録された。観測記録を製品の時刻設定に役立て、常に正しい時間を提供するという目標を達成した。 1923 ブローバ・ウォッチ・カンパニーへと改称 1924 初めて女性用宝飾時計のフルラインを発表。 1926 時計メーカーでは初の国内ラジオコマーシャルを展開。8時の時報とともに、"It's eight o'clock, B-U-L-O-V-A WATCH Time."(8時をお知らせします。B-U-L-O-V-Aウォッチタイム)という内容で、マーケティングにおける革新的な取り組みとされた。 1927 世界初の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げたチャールズ・A・リンドバーグの偉業を讃え、彼のニックネームを冠した「ローン・イーグル」を発表。後にリンドバーグはブローバの広告にも登場し、ローン・イーグルはベストセラーモデルとなった。 1928 世界初の時計ラジオを発表。 1931 電気時計の製造を開始。 1941 世界初のテレビコマーシャルを放送。"America Runs On Bulova Time.(アメリカはブローバの刻む時間で動いている)"というナレーションと共に、モノクロ静止画のTVCMをブルックリン・ドジャースとフィラデルフィア・フィリーズの野球試合中継前に放映した。 1941 同年から始まった第二次世界大戦中、米軍に数多くの軍用時計を納入。 1945 ニューヨーク・クイーンにブローバ時計学校を創設。第二次世界大戦で負傷した兵士たちのリハビリを兼ねた職業訓練と就職支援を提供し、15年間で600人以上が卒業した。 運営資金は全てブローバ財団から調達した。 1958 アメリカ海軍の初期の宇宙計画であるヴァンガード衛星計画に協力。 1960 世界初の音叉式電子時計「アキュトロン」を発表。月差1分以内の高精度で世界から絶賛された。音叉ムーブメントの機構を見せるため、スケルトン文字盤のサンプルをスイス・バーゼルの時計製造フェアで展示。それが、世界の注目を浴びて大評判となったことを受けて、スケルトン文字盤モデル「Accutron 214」が発売された。 1967 アメリカ大統領専用機エアフォースワンの公式時計に採用される。また、第36代ジョンソン大統領時代、ブローバは公式ギフトとして各国首脳や要人に進呈された。 1968 衛星時計を開発。メキシコの高層ビルに設置され、メキシコシティ全体の公共時計として利用された。 1969 「アキュトロン」の計時装置は人類初の月面着陸を果たした有人宇宙船アポロ11号に搭載され、Sea of Tranquility(静かの海)に設置された。 1970 アメリカで初めてのクォーツ式腕時計「アキュクォーツ」を発表。音叉の代わりに振動クォーツクリスタルを備え、さらに精度を高めた。 1991 プレミアムライン「アキュトロンシリーズ」を発売。音叉マークがトレードマークとなる。 2000 創立125周年を迎える。ニューヨーク市長により、10月4日が「ブローバの日」と定められた。 2010 「ブローバ プレシジョニスト」を発表。通常の8倍にあたる262.144kHzの高振動で駆動する高精度クォーツを搭載し、動きがなめらかなスイープ運針も実現した。 2010 アキュトロン生誕50周年を記念し、「スペースビュー」復刻モデルを世界限定で発売。(生産終了モデル) 2015 本社をマンハッタンのエンパイアステートビル29階に移転する。 2016 世界初、カーブしたクロノグラフムーブメントを搭載したコレクション「カーブ」を発表。 Feature of CURV 2020 アキュトロン生誕60周年を機に新ブランド“アキュトロン”誕生。世界初の静電誘導発電時計を発売。 Accutron Watch