フランク・シナトラ
1月22日【ジャズの日】
ブローバは音楽とのかかわりも深く、20世紀を代表するシンガーであるフランク・シナトラもその一人です。1950年代に放送されたテレビ番組〈フランク・シナトラ・アワー〉のスポンサーを務めたことからパートナーシップが始まり、シナトラは生涯を通じてブローバの時計を愛用していたことでも知られています。フランク・シナトラを讃えたコレクションも発売されています。
ブローバ旧広告
ニューヨーク マンハッタンのメイデン・レーンで宝飾店からスタートしたブローバ。
当時のコマーシャルでは、”America Runs on Bulova Time/アメリカはブローバの刻む時間で動いている”というキャッチコピーが用いられました。
ブローバは、アメリカの日常生活に根付き、ともに時を歩んでいます。
1926年 ラジオコマーシャルの宣伝ビジュアル
時計メーカーとして初めてアメリカ国内でラジオコマーシャルを放送
ブローバはマーケティングにおいても革新的な取り組みを積極的に行ってきました。1926年、時計メーカーとして初めてとなるラジオコマーシャルを放送。
""It's eight o'clock, B-U-L-O-V-A WATCH Time.""(8時をお知らせします。B-U-L-O-V-Aウォッチタイム)
8時の時報とともにアメリカ国内にブローバのコマーシャルが流れました。
創業者ジョセフ・ブローバ
1875年にマンハッタン・メイデンレーンの宝飾店からスタートしたブローバは、創立125周年を迎えた2000年に、アメリカ・ニューヨークへの貢献、功績を称えられて、当時のニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニにより、10月4日がブローバの日として定められました。
ブローバも2023年で創業148年。これからも世の中に驚きと革新を提供し続けるブランドであり続けます。
ブローバのロゴ変遷
1875年に創業したブローバは150年近い歴史を持つ中で、製品やブランドビジョンに合わせて様々なロゴを展開してきました。過去の傑作時計を復刻している「アーカイブスシリーズ」の中には、当時のオリジナルロゴを使用しているモデルも多数あり、時代によって変化していくロゴと時計の組み合わせも楽しんでいただけます。
ジェミニ計画の有人宇宙船に提供したブローバ アキュトロン 24時間表示時計
1875年に創業したブローバは、高精度な音叉式ムーブメントを世界に先駆けて開発したことで知られています。
その高度な計時精度技術が認められ、1950年代にはNASAとアメリカ合衆国からの要請を受けて、
宇宙開発計画に協力していました。ヴァンガード衛星計画に始まり、
46回にわたる宇宙飛行にブローバの音叉ムーブメントを搭載したパネルクロックや計時装置を提供しています。
ブローバ 旧広告
時計は「同じ時をすごしましょう」というメッセージを込めて大切な人に贈るにふさわしいアイテムです。
アメリカを代表する時計ブランド、ブローバのアーカイブからレトロ感あふれるギフトの広告をご紹介します。
"America Runs on Bulova Time/アメリカはブローバの刻む時間で動いている”というキャッチコピーが用いられ、人々に愛されるアメリカンブランドとしてのプライドがあふれる広告です。
1939 ニューヨーク万国博覧会エントランス
ニューヨークブランドの象徴“ブローバ”
1875年、ニューヨーク マンハッタン生まれのブローバは、アメリカのカルチャーとともに歩んできました。
1939年4月にニューヨーク州クイーンズ地区で開催された万国博覧会では、
メインエントランス3か所に特大のブローバ時計が設置されていました。
ブルックリン・ドジャース「エベッツ フィールド」スタジアム
ブローバとベースボールの逸話とは?
ブローバは、かつてブルックリン・ドジャースの公式タイムキーパーを務めており、本拠地のエベッツフィールドスタジアムのスコアボード上にブローバ時計が設置されていました。
1941年に世界初のTVCMを放映したのがブローバ。ブルックリン・ドジャースとフィラデルフィア・フィリーズの野球中継放映前に”America runs on Bulova time"とナレーションが入るモノクロの静止画のTVCMが世界で初めて放映されました。
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世界初の偉業! カーブウォッチ
ブローバが革新的な時計ブランドであり続けるために2016年に発表したのが、世界初クォーツムーブメントごと湾曲させた「カーブ」です。腕時計は腕に装着するウェアラブルツールとして生まれたという原点に立ち返り、「腕にフィットする究極の形」を追求しました。腕に沿う曲線とケースの薄さによって、抜群の着け心地を実現しています。
1940年代の広告
宝飾店が起源のブローバウォッチの広告
マンハッタンのメイデン・レーンで創業者ジョセフ・ブローバは1875年に宝飾店をスタートしました。1911年にクロックや懐中時計の製造・販売を開始し時計メーカーへと転換。1919年には初めて男性用宝飾時計のフルラインを発表しました。時の広告はとてもユニークで、デパートメントを思わせるようなイメージは豊富なブローバ時計のラインナップをアピールしています。
ホリデーコレクション〔日本未発売〕
1875年に宝飾店として、アメリカのニューヨーク・マンハッタンで創業したブローバ。1911年に懐中時計やクロックの製造・販売を開始し、1912年にはスイス ビエンヌに時計製造・組立工場を設立し、生産の規格化を促進しました。
残念ながら日本には流通しませんでしたが、アメリカではBULOVAのクロックは広く一般的に用いられており、この季節にふさわしい、ホリデーシーズン用の卓上時計も販売されました。
汽車にピアノ、ホルン、鳥かごなどの置時計は、インテリアとしても集めたくなるアイテムです。
1973 オリジナルモデル「31008−6W」/ 98B390
70年代クロノグラフ “パーキングメーター”。
1970年代、ブローバは数多くのクロノグラフモデルを発売しました。その中でも「31008-6W」は、アメリカのパーキングメーターをイメージした顔立ちが異彩を放っています。世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントで有名な“クロノマテック”ムーブメントを搭載。通常はケースの右サイドに配置される二つのプッシュボタンを90度回転させ、ケース上部に配置、6時位置のリューズはオーバル型のケースに切り込むように配されたユニークなデザインです。
2022年には復刻モデルが登場。ケース上部にリューズとプッシュボタン、6時位置にはデュアルタイム機能を備えオリジナルモデルを再現しています。
1960~70年代のブローバクロック製造
ブローバは革新性を追求しつづけるアメリカの時計ブランドです。
宝飾店からスタートしているブローバは腕時計だけでなく、クロックの製造も展開しています。残念ながら日本には流通しておりませんが、ブローバらしい個性あるデザイン性の高いクロックで、インテリアとしても最適です
1955 オリジナルモデル
98A266 Archives Series MIL-SHIPS
1955年に海軍艦船局より命じられて制作された「ミルシップ」は、米海軍潜水実験隊の潜水士用の水中時計です。
試作品の最終承認を待っている間に、ブローバは時計開発を中止し、別の開発を進行した結果、潜水用プロトタイプはわずか数本のみの製造。テストモデルのみが海軍のダイバーに支給され、実地で常用されていました。
2021年には復刻モデルが登場。
最大の特徴は6時位置に備えられた“モイスチャーインジケーター”。ケース内部に高湿度を検出した際、インジケーターの色がブラウンからブルーへ変化するユニークな機能です。
1970年代当時の広告
20世紀初期、ブローバはユニークなマーケティングを展開。
イメージ広告の重要性を認識していたブローバはマーケティングにおいてもユニークなアプローチを展開、ユーモアあふれる数多くの広告を出していました。1970年代の「オーシャノグラファー」発売当時の広告は、時計をうっかり水につけてしまったときでも「オーシャノグラファー」なら大丈夫!と、思い切り水につける広告で高い防水性を表現しています。
ローン・イーグル(非売品)/当時の広告
1927年に世界初の大西洋単独無着陸飛行を成功したチャールズ・A・リンドバークを讃えたブローバ時計<ローン・イーグル>
その偉業でアメリカで<英雄の中の英雄>と讃えられたリンドバークのニックネームを冠した「ローン・イーグル」を1927年に発表し、3日間で5,000本完売。続く数年間で5万本近く販売し、ベストセラーとなりました。リンドバークはのちにブローバの広告にも登場。今日のブランドアンバサダーのような存在でした。
ブローバはアメリカンカルチャーに深くかかわり、功績をたたえる時計を世に送り出しています。
アキュトロン1960年代当時の広告
名作 音叉式電子時計「アキュトロン」
機械式時計が主流だった1960年に、ブローバが発表したのは、世界初の音叉式電子時計「アキュトロン」。月差±1分の精度は当時衝撃的なものでした。
音叉時計は、コイルに電圧をかけることで、音叉が振動し、時を刻みます。 耳に近づけると“キィーン“という独特な音が聞こえることを、広告では、子どもの素直な表情とともにユニークに伝えています。
1970年代のクロノグラフA時計
「クロノグラフ A」ブローバはNASAからの依頼を受け、宇宙飛行士のための腕時計を数多く開発
その中で話題を集めたコードネーム「クロノグラフ A」と呼ばれる時計は、
1970年~1971年のわずか2年間のみ、一般向けにも生産されていました。
インダイヤルを囲う楕円形デザインがサーフボードのように見えることから
“サーフボード”という愛称で人気を得て、宇宙ファンのみならず幅広い世代に親しまれました。
1920年代の広告
1875年創業のブローバはニューヨーク、メイデンレーンの宝飾店からスタートした時計ブランドです。
1910年代には、時計への高まる需要を受けて、スイス、ビエンヌに時計製造・組み立て工場を設立。時計生産を本格的に開始しました。
1960年代のアキュトロン広告
ブローバは1960年に、世界初の音叉式電子時計アキュトロンを発表しました
音叉技術の開発は1956年から始めれました。
アキュトロンは当時として驚異的な月差1分という精度を誇り、その時代の主流であった機械式時計と比べ比類なく正確に時を刻む技術を実現し、300年に及ぶ時計の歴史を塗り替えたと称される時計です。
この音叉式アキュトロンの基礎技術は、アメリカの宇宙開発計画を支え、アキュトロンのロゴは、正確な計時を求める消費者のシンボルとなりました。
2020年、アキュトロンの生誕60周年を機に、BULOVAのDNAを受け継いだ“アキュトロン”ブランドとして展開しています。
1969年 アポロ11号の計時装置
1971年 アポロ15号の船長が着用していた"ルナ パイロット クロノグラフ"
1961年4月12日は人類が初めて宇宙に行った日。
あれから60年以上の時を経て、今や、我々が宇宙へ旅行にいける事も現実味を帯びてきました
ブローバも以前より宇宙探査への活動に積極的に協力していました。1969年に、ブローバの計時装置が人類初の月面着陸を果たした有人宇宙船アポロ11号に搭載され、今でもSeaofTranquility(静かの海)に設置されています。
1971年には、アポロ15号の船長が月面で”ルナ パイロット クロノグラフ”使用されました。現在も復刻モデルが発売されています。
1940年代 アメリカン航空との共同広告
ブローバは、1940年代にアメリカン航空とともに広告を出していました
当時、旅客機での横断が活発になっていたアメリカで、ブローバの時計は、アイドルワイルド(のちのジョンFケネディ空港)、ラガーディア、ニューアークのニューヨークの主要空港で公式タイムピースとして使用されていました。
ターミナル内の到着時間表示は、ブローバの時計が使用されていたのです
そしてこちらの共同広告では、以下のキャッチコピーで旅客機の利用を更に促すのでした。
“毎時間、アメリカン航空の飛行機は空を飛んでいます。毎日これらの「フラッグシップ」はブローバの時計時間により世界中を2回、5万マイル飛行します”
1941年世界初のテレビコマーシャル
時計技術の向上だけではなくマーケティング活動にも力を注いでいたブローバは、1941年、世界初のテレビコマーシャルを放送しました
“America Runs On BulovaTime.”
ーアメリカはブローバの刻む時間で動いている
というテロップを野球中継前に放映し、アメリカンウォッチとしての真価を示しました。
1974年 男女平等のメッセージを伝えた広告
ブローバは広告を通して社会へメッセージを発信していました
1970年代のアメリカ社会では、「男女平等」を望む声が増えていました。ブローバも社会の意見に賛同し、賃金の平等や労働時間の平等に対する理解度を高めるために、
”EQUAL PAY EQUAL TIME” というメッセージ広告を掲載しました
Computron
1970年代、デジタルLEDディスプレイを搭載した「コンピュートロン」を発売。
ブローバは計時精度技術を向上させたクォーツムーブメントとLEDディスプレイを斬新なデザインの時計「コンピュートロン」に採用しました。
2019年に復刻モデルが登場。
LEDディスプレイは最新素材に置き換えられ、当時の趣を残しつつも輝度や省エネ性を高め、新たなフューチャリスティックなスタイルを表現しています。
1991年 ニューヨークの地下鉄 記念時計(非売品)
ブローバは1991年にニューヨーク市地下鉄を祝うために記念時計をつくりました
ニューヨーク マンハッタンで創業したブローバは、このような記念時計の制作に携わり、ニューヨークの街と深い関わりを持っていることを示しています
1963年 BULOVA 広告
腕時計のラインナップの豊富さを表現した、1960年代当時の広告。375人のサンタクロースがブローバ時計を着用しています。ブローバのデザインのバリエーションは今も受け継がれています。きっとお気に入りの一本が見つかるはずです。