NEW ARRIVALS

150周年記念アニバーサリーモデル / ブローバ アーカイブスシリーズ「MIL-SHIPS(ミルシップ)」米海軍へ提供した伝説のプロトタイプ時計の復刻モデル、ブロンズケース2モデル登場<2025年5月22日発売予定>
3店舗限定発売

2025.04.18

2025年ブローバは創業150周年を迎え、150周年のアニバーサリーモデルとして、新たなモデルが登場します。2021年にアーカイブスシリーズに加わった、“MIL-SHIPS(ミルシップ)”に、初のブロンズ(銅)ケースが登場。1950年代に米海軍のために開発しプロットのみ供給された歴史的に希少な時計を復刻した最新モデルです。
発売は3店舗限定です。(CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO/ CITIZEN FLAGSHIP STORE OSAKA/BULOVA公式オンラインストア のみの取り扱いとなります。

【新製品“MIL-SHIPS(ミルシップ)”について】
新しいブローバMIL- SHIPSは初めてブロンズケースを採用しました。その色調は、19世紀の潜水用銅製ヘルメットの美しさを想起させ、また素材の特徴として優れた強度と耐久性を備えています。ブロンズには独特の光沢のある美しさがあり、時が経つにつれて風格を増し、経年の物語を語るように変化を楽しむことができます。温かみのあるローズゴールドの色合いは、現代の高級時計にも取り入れられているように、素材として丈夫で耐久性に優れているというメリットを生かし、日常的な着用に耐えながら、高級感あふれる外観を維持します。
また、従来のナイロン製NATOストラップに代わり、表面にナイロンを使用した頑丈なラバーストラップへ改良しました。耐久性を高めると同時に、手触りの良い高級感を加えています。ストラップ幅は16mmから18mmに変更し、存在感の増したルックはストラップの美観と機能性の両面を向上させ、サンブラスト加工を施した柔らかな質感のブロンズケースとバランスよく調和しています。
時計の機能面では、6時位置に備えられた“モイスチャーインジケーター”が特徴的です。オリジナルモデルに搭載されていたものと同じく、ケース内部に高湿度を検出した際、インジケーターの色が変わることで知らせてくれるユニークな機能です。本モデルは20気圧防水のため安心して使用できますが、時計としてのロマンやブローバらしい遊び心をくすぐります。
また、ケースのトップリングには、当時の「MIL-SHIPS-W-2181潜水用」の仕様を忠実に復刻し、水中用のグローブでも操作でき、安全性を高めるため、押し込んでからでないと操作ができないプッシュロック式両回転トップリングを採用しました。バリエーションは、ブロンズケースに合わせて、ネイビーブルーとオリーブグリーンの2つの印象的なカラーリングを用意。ケース裏には、19世紀を想起させる潜水用銅製ヘルメットの刻印入りです。大胆でスポーティな洗練さを醸し出し、時計の冒険心を完璧に引き立てます。

【契約仕様書「MIL-SHIPS-W-2181潜水用」について】
米軍との強い結びつきで知られるブローバは、特に第二次世界大戦中、政府の要請に応じてさまざまなMIL規格の時計を製造していました。ブローバの研究開発を率いていたオマー・ブラッドリー陸軍元帥は、海軍から重要な任務を耐えうる頑丈な潜水士専用の時計を作るよう求められました。1955年12月5日、米国海軍艦船局は、海軍のための水中時計として、契約仕様書「MIL-SHIPS-W-2181潜水用」を作成。①規定の深さまで水を通さないこと、②何ヶ月もの間水蒸気が侵入しないこと、③暗闇でも視認できること、④外周に回転可能なリングが付いていることを条件に求めました。

【MIL-SHIPS-W-2181潜水用プロトタイプの納入】
1957年5月、ブローバは最初に3つのプロトタイプを米海軍潜水実験隊(NEDU)に納入し、テストしました。その試作品は、独自の2ピース防水ケースバック、厚手の真鍮製耐磁ケースホルダー、17石の手巻きムーブメント「10BPCHN」、巻き過ぎ防止の独自クラッチ機構などを備えていました。1958年にはさらに数台の試作品が納入され、潜水部隊や海軍のUDT-21潜水作業員チームが実地テストを行いました。その実地テストはベゼルが確実に固定されているか、水密性が確保されているかを確認するため、広範囲で厳しいものでした。試作品は実際のダイビングで着用されたのち深層潜行テストも行われ、当時としてはかなり深い392フィート(約119.5m)までの深度テストに成功しました。

NEDUが制作したブローバプロトタイプのテクニカルレポートには、テストで得られた知見や推奨事項が詳細に記されています。海軍は、いくつかのコメントを出し、“このような時計は見たことがない”と興奮に包まれたようです。しかし、残念ながら海軍が追加試作品の最終承認を待っている間に、ブローバはこの時計の開発を中止し、別の開発を進行します。その結果、MIL-SHIPS-W-2181潜水用プロトタイプはわずか数本のみの製造にとどまり、その全てが海軍に納入、実地フィールドでテストされました。その後、1959年12月の米国海軍艦船局の機関紙で、1ページにわたってブローバの時計が紹介されたという事実は、1958年にブローバが最後試作品を納入した以降も、海軍がMIL-SHIPS-W-2181用時計の追加納品を待ち続けていたことが分かります。最終的にはこのモデルは、軍が生産を見送り、テストモデルのみが海軍のダイバーに支給され、常用されていました。

ITEM LIST

※本商品のケースはブロンズを使用しており、着用していく中で酸化により変色していきます。着用頻度や環境によって酸化の進行度合は異なりますので、ご自身のお好みにあわせて経年変化によって生まれるエイジングをお楽しみいただけます。エイジングの進行具合によっては、衣服やストラップに色移りする場合がございますので、ご着用の際はご注意ください。
WEBサイト等に掲載している画像は参考写真ですので、実際の商品と色味が一致しない場合がございます。また、密閉状態でご発送いたしますが、流通過程で酸化が始まり、お手元に届く状態が個体により異なる可能性がございますこと、ご了承ください。