アキュトロン、革新的な音叉技術で再登場
アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー314
発売日:2026年1月下旬入荷次第随時 発売予定

ACCUTRON

時を震わせる革新──
アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー314

オリジナルモデル

世界に衝撃を与えた電子式音叉時計

アキュトロンは、その名が"Accuracy(正確性)"と"Electron(電子)"に由来するように、最新の電子技術を駆使した高精度の追求がアイデンティティです。1960 年、機械式時計が主流だった時代に、ブローバは金属音叉の振動を利用した世界初の電子式音叉時計“アキュトロン”を発売しました。月差±1 分という当時としては衝撃的な精度を実現し、その革新性は瞬く間に世界を驚かせました。また、音叉式ムーブメントをあえて露出させた独自のデザインも大きな話題となりました。基板を保護するグリーンのカラーや、チューニングフォークのコイルが持つコッパーの輝きが印象的なフルスケルトン文字盤は「スペースビュー」と名付けられ、その前衛的でアバンギャルドな美しさから圧倒的な存在感を放ちました。東京のエンジニアたちの10年間の開発により、新たに 音叉コレクションとして、チューニングフォーク スペースビュー 314 を発売します。

スペースビューはアキュトロンを象徴するアイコニックなモデルとして世界的なセンセーションを巻き起こし、多くの愛好家に愛される存在でした。また、高精度な電子式音叉時計が米国政府にも認められ、リンドン・ジョンソン大統領が各国要人への公式ギフトとしてアキュトロンのクロックを贈呈したことや、NASA のアポロ計画の計時装置として採用されたことが、その信頼性を物語っています。

復活ではなく“再創造”。10 年の結晶が刻む新しい鼓動

“アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー 314”は、単なる復刻ではありません。10 年に及ぶ開発期間を経て誕生した、現代の技術で再構築された新世代音叉ムーブメントを搭載しています。電子式音叉時計は微細加工の困難さから、長らく再現が不可能とされてきました。しかしアキュトロンの技術陣は、かつて失われた技術をいちから再構築し、さらに現代の製造技術を融合させることで、その鼓動を現代に蘇らせることに成功しました。

その証が、滑らかに流れるように動くスイープ運針です。電子音叉が生み出す極めて安定した周波数によって、秒針はシルクの糸のように静かに、そして優雅に動き続けます。

表も裏も魅せる構造へ──
シースルーケースバック

オリジナルのスペースビューが持っていたスケルトン文字盤の精神を継承しつつ、新作ではシースルーケースバックを新たに採用しました。
まるで腕の中に、小さな宇宙を閉じ込めたかのような眺めを楽しめます。

アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー314 ─ 技術の象徴

1. 360Hz が奏でるシャープFのハム音
アキュトロンの魂とも言える独自の響きを継承しています。
2. 極めて滑らかなスイープ運針
電子音叉が描く、静かで流麗な秒針の動きです。
3. 手組みによる少量生産
音叉ムーブメントは複雑な工程ゆえに、一つ一つ丁寧に手組みされており、希少性が非常に高いモデルです。
4. 文化的ステータスとしての存在
かつて NASA のエンジニアや宇宙飛行士、数々の革新者たちが身につけた機構を、現代のコレクターが再び手にすることができます。

アキュトロン スペースビューの軌跡と、新たなる夜明け

1960 年、ブローバが送り出した電子式音叉時計アキュトロン。
当時主流だった機械式中心の時計界に、スケルトン文字盤という前衛的なデザインと革新的な仕組みで大きな衝撃を与えました。
そのアイコニックな存在が、今再び未来へと続く新しい物語を紡ぎ始めます。
“チューニングフォーク スペースビュー 314”は、過去の偉業を尊重しながら、現代技術による新たな革新へと踏み出したモデルです。
眠っていた音叉の鼓動が再び響くその瞬間は、まるで古い宇宙船が静かに目を覚まし、新たな航海へ飛び立つかのようです。

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