もともと、米軍との強い結びつきで知られるブローバは、特に第二次世界大戦中、政府の要請に応じてさまざまなMIL規格※の時計を製造していました。
当時、ブローバの研究開発を率いていたオマー・ブラッドリー陸軍元帥は、海軍から米海軍潜水実験隊(以下NEDU:The US
Navy Experimental Diving Unit)が着用するための、重要な任務を耐えうる頑丈な潜水士専用時計を作るよう求められました。
※MIL規格:アメリカ国防総省が調達する物資に対して、過酷な環境でも問題なく利用できるように定められている品質基準
(左) オマー・ブラッドリー陸軍元帥 1956年6月6日当時
MIL-SHIPS-W-2181 for Diving 契約仕様書「MIL-SHIPS-W-2181潜水用」