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高品質なクォーツムーブメントを求めて
ブローバ独自の高精度クォーツムーブメント"ハイプレシジョンクォーツ"は、262kHzの高振動による比類なき高精度と滑らかなスイープ運針で、至福の時間をもたらします。
正確性への探求
創業者であるジョセフ・ブローバは、次の言葉を残しています。
「私が開業したとき、私は品質という基礎を築いていこうと決意しました。私は、人が捧げ得る真の努力をもって可能な限り完璧な製品を作り上げようと、常に全身全霊を注いできました……これは私の創業理念であり、我々はその基礎を築いていくのです」
その確固たる意志のもと、1912年より「量より品質、生産より完璧性」を掲げる時計製造・組立工場を稼働させ、1920年にはマンハッタンの五番街にある高層ビル最上階に天文台を設立して正確な恒星時を求めるなど、正確であることを常に求めてきました。電子技術が目覚ましい発展を遂げた20世紀後半以降もそれは変わらず、1960年には音叉と電気回路を駆使した世界初の音叉式電子腕時計「アキュトロン」を開発。月差1分以内の高精度で世界から絶賛されました。
そして現在、プローバがおよそ1世紀半にわたって探求してきた高精度技術の結晶が、この"ハイプレシジョンクォーツ"です。
「高精度」と「スイープ運針」
"ハイプレシジョンクォーツ"には、「高精度」と「スイープ運針」という2つの特徴があります。
一般的なクォーツムーブメントは二つ足の水晶振動子を使用して一定の周波数を生み出しますが、"ハイプレシジョンクォーツ"では独自開発の末にたどり着いた三つ足の水晶振動子を使用。それによって通常の約8倍となる、262KHzものの高振動を実現しました。その結果、月差±5秒という高精度を達成。電波信号など外部からの補正機能を受けない独立したムーブメントとして、この精度の高さは希少です。
また、1秒に1ステップ動く一般的なクォーツムーブメントとは異なり、"ハイプレシジョンクォーツ"はより細かなステップを刻む「スイープ運針」を実現。機械式ムーブメントを想起させるような滑らかさで、"流れていく時間"をスムースに表します。
プレシジョニストクォーツ
"ハイプレシジョンクォーツ"の中でも、特別なキャリバーにのみ冠される名称があります。それが、"プレシジョニストクォーツ"です。"プレシジョニストクォーツ"は262kHzの高振動による月差±5秒の高精度はもちろん、軸受として多数の人工ルビーを用いるなどブランドの技術力を最大限に活かし、より高品位に仕上げました。1秒間のステップ数も16ステップととても細かいので、流麗な動きを堪能できます。また、針が途切れずに動き続けることから連想したインフィニティエイトのマークと、プレシジョニスト(Precisionist)の頭文字「P」を掛け合わせてデザインされた特別なアイコンも用意されています。
Lineup
現在、"ハイプレシジョンクォーツ"はブローバを象徴する
下記の3つのコレクション搭載されています。
「マリンスター シリーズC」
ハイプレシジョンクォーツの中でも特別なムーブメント、"プレシジョニストクォーツ"の魅力を味わえるのが、「マリンスター シリーズC」です。
「マリンスター」は1970年代に誕生し、高気圧防水で優れた機能を備える実用時計でありながら、気品にあふれたスポーティーな表情とラグジュアリーなデザインを備えたコレクション。新しく登場した「マリンスター シリーズC」は、20気圧防水とねじ込み式リューズといったダイバーズウォッチに匹敵する本格機能に加え、高精度・高品位な"プレシジョニストクォーツ"を搭載。ステンレススチール製の頑丈な12角形のポリゴンケースに艶やかなセラミックのトップリング、そしてダイヤルには、海の波を連想させるテクスチャー、そして、6時位置には"プレシジョニストクォーツ"搭載を示すアイコンも配しています。
ラグジュアリースポーツなテイストをふんだんに放つ「マリンスター シリーズC」は、大人のオフにも最適な1本です。
アーカイブスシリーズの「ルナ パイロット クロノグラフ」
ブローバはその高度な計時精度技術を認められ、1950年代にNASAとアメリカ合衆国からの協力要請を受けて宇宙開発を支援してきました。1971年8月2日には、アポロ15号の船長がブローバの腕時計を着用して月面を探査することに。その時計を現代によみがえらせたのが、「ルナ パイロット クロノグラフ」です。復刻にあたり"ハイプレシジョンクォーツ"を搭載したのは、この時計が最も優れた性能が求められる宇宙開発に使われていたというルーツがあるからです。
精悍なインデックスデザインは、宇宙という過酷な状況下における視認性や操作性を考慮したもの。機能美に裏打ちされたその姿は、いつもの装いにスタイリッシュなアクセントをもたらします。
クロノグラフムーブメントごと湾曲させた「カーブ」
より美しく、洗練されたケースデザインを表現できないか。人間工学に基づく曲線美と薄さを追求するなか、求められたのは不可能とされてきたクロノグラフムーブメントのカーブ設計でした。ブローバは代々受け継がれてきた革新的な思考や専門的な職人の技、そして先進技術を駆使して、この常識を打破。さらに三つ足の水晶振動子を用いた"ハイプレシジョンクォーツ"とすることで、かつてない精度を実現させました。
ケースもダイヤルもゆるやかにカーブしており、腕元にこれほどフィットする存在は他にありません。丸みを帯びた滑らかなケースや、スマートでモダンな印象を与えるフェイスデザインも印象的で、ライフスタイルに彩りを与えます。