クラシックコレクションに揃う、タイムレスで洗練された機械式モデル

96A317 クラシックエアロジェット/97A175 クラシックサーベイヤー

ブローバのクラシックコレクションとは

音叉式電子時計やムーブメントごとカーブしたクロノグラフなど、革新的なアイデアを形にしてきたブローバ。実用的で新規性のあるタイムピースを生み出し続けて、約150年の歳月が経ちました。先人たちが挑んできたウォッチメイキングの系譜を誇りに、歴史あるメゾンとしての姿勢を貫いてきました。
そうした振り返りで発見したのが、各時代ならではの特徴を色濃く反映しつつも、タイムレスで洗練された魅力を秘める数々のアーカイブの存在です。「クラシックコレクション」には機械式ムーブメント全盛期を中心とした名作を現代の技術でよみがえらせ、当時の意匠に尊敬の念を払いつつモダナイズした時計が数多く揃います。挑戦を続ける歴史あるブランドだからこそ叶う、バラエティ豊かな、新しい価値が加わったタイムレスな時計の数々です。

96A310 クラシックサーベイヤー

≪スケルトンモデル≫

ブローバの「クラシックコレクション」を象徴するデザインのひとつが、スケルトンです。
時計が王侯貴族から一般市民のものになって以降、スケルトンが評価されはじめたのは比較的最近のことで、「クラシック」と呼ぶことに戸惑う人がいるかもしれません。しかし、時代の常識に反発するというアバンギャルドな姿勢も、ブローバが得意とするところでした。1960年に発表された「アキュトロン」は世界初の音叉式電子時計であり、その革新性をアピールするためにフルスケルトンを取り入れたのです。「クラシックコレクション」では、そうした世界の時計史およびブローバのヒストリーをもとにしたスケルトンデザインを展開。端正な針&インデックスや力強いケースなどクラシックなデザインコードを踏襲しつつ、フェイスに大胆なオープンワークを施すことで伝統と革新を共存させました。

≪スケルトンモデルに合うスタイリング≫

ブローバ「クラシックコレクション」のスケルトンモデルは、見る者に強烈な印象をもたらしながらも、驚くほどエレガントにまとまります。スケルトン文字盤を収めたケースもブレスレット／ストラップもオーセンティックに表現されており、現代的な装いにマッチするからです。
たとえば、限りなくフェイスをオープンにしたクラシックサーベイヤー[96A310]は、あらわになった自動巻きムーブメントの作りが視線を奪いつつも、全体を落ち着いたトーンにまとめているため悪目立ちしません。クラシックなエッセンスを宿し、大人が身につけるにふさわしいクラス感も備えています。
文字盤外周部に美しいペルラージュ仕上げを施したクラシック[97A138]は、豊かな気品を漂わせるモデルです。イエローゴールドPVDはケースだけでなくムーブメントにまで施され、華やいだ印象を与えます。

96A318 クラシックエアロジェット

≪機械式がのぞくオープンハートモデル≫

クラシックの名のもとに私たちが着目するのは、タイムラインの1地点だけに留まりません。時代の異なる複数のスタイルを掛け合わせても、新鮮で好奇心に満ちたモデルが生み出せることを理解しているからです。
60年代のディテールにオープンハートを組み合わせた試みも、そのひとつです。機械式ムーブメントの心臓部、テンプの駆動を眺められるよう丸窓でくり抜いたオープンハートは、90年代に隆盛しました。今の私たちからすればどちらもクラシックですが、60年代と90年代の邂逅は不思議なまでの上品さと躍動感をもたらすのです。
クラシックエアロジェットは、60年代に発売されたブローバのアーカイブデザイン"エアロジェット"からインスピレーションを得た上で、6時位置に印象的なオープンハートを配置したモデルです。左右対称の文字盤レイアウトやセンタークロス、バーインデックスと60年代を象徴するディテールに包まれながら、本来その時代にはなかったオープンハートを加えることで、独創性にあふれるタイムピースに仕上がっています。

96A320 クラシックエアロジェット

≪オープンハートモデルが合う、大人のスーツスタイル≫

60年代らしいディテールは紳士としての風格を高め、一方のオープンハートは機械式時計を楽しむ大人の遊び心をうかがわせます。決して華美ではなく、ビジネスや社交の場での着用に適しています。
特にネイビー文字盤とブレスレットを採用したクラシックエアロジェット[96A320]は、スーツに映える一本です。同色系のネイビーのジャケットやネクタイとも好相性で、コーディネートしやすいのが特徴です。オープンハートから金色の輝きを見せるテンプもアクセントになります。

時計史に現れた作品や意匠を、ただいたずらに組み合わせたのではありません。ブローバには150年に及ぶ深い歴史があり、自らのルーツをたどる中で「クラシックコレクション」にも数多くの時計が生み出されています。
また、品質という基礎を気づいていこうと決意した創業者ジョセフ・ブローバが掲げた、「量より品質、生産より完璧性」という想いもブランドのルーツを探求する原動力であり、多くの人にとって魅力的な価格でお届けしていることも特徴です。機械式時計の入門者にもおすすめしたいコレクションです。